“本多子爵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほんだししゃく50.0%
ほんだししやく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度本多子爵ほんだししゃくがここまで語り続けた時、我々はいつか側へ来た守衛しゅえいの口から、閉館の時刻がすでに迫っていると云う事を伝えられた。
開化の良人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
私はこの姿を一目見ると、すぐにそれが四五日前に、ある会合の席上で紹介された本多子爵ほんだししゃくだと云う事に気がついた。
開化の良人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
しもに掲げるのは、最近本多子爵ほんだししやく(仮名)から借覧する事を得た、故ドクトル・北畠義一郎きたばたけぎいちらう(仮名)の遺書である。北畠ドクトルは、よし実名をあきらかにした所で、もう今は知つてゐる人もあるまい。
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)