“少女心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとめごころ85.7%
をとめごゝろ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔を思い出して御覧になると、えんに美しいみかどが別れを惜しんでお泣きになるのを、少女心おとめごころにおいたわしくお思いになったことも目の前に浮かんできた。
源氏物語:17 絵合 (新字新仮名) / 紫式部(著)
手提てさげを取り上げた。彼女の小さい心は、今狂っていた。もう何の思慮も、分別も残っていなかった。たゞ、突き詰めた一途いちず少女心おとめごころが、張り切っていた丈である。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
たゞ、突き詰めた一途な少女心をとめごゝろが、張り切つてゐただけである。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)