“鄙少女”の読み方と例文
読み方割合
ひなおとめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
淋しい思いが脈々として胸にのぼった。ふとそばに古い中学世界に梅の絵に鄙少女ひなおとめを描いた絵葉書のあるのを発見した。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
義兄の深切でとつぐまでをその家でおくることになったが、姉夫婦は鄙少女ひなおとめの正子を都の娘に仕立したてることを早速にとりかかり、気の強い彼女を、温雅な娘にして、世間並みに通用するようにと
松井須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)