“をとめご”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヲトメゴ
語句割合
少女子73.3%
幼婦6.7%
未通女子6.7%
処女子6.7%
處女子6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右も左も見る限り、塩を含んだ荒砂は、冷たい浪の洗ふに委せて、此処は拾ふべき貝殻のあるでもなければ、もとより貝拾ふ少女子をとめごが、素足に絡む赤の艶立えんだつ姿は見る由もない。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
幼婦をとめごおなこころ須臾しましくときむとぞおもふ 〔巻十二・二九二一〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
幼婦をとめごは」といったので、これは「わたくしは」というのと同じだが、客観的に「幼婦は」というのにかえって親しみがあるようであり、「幼婦をとめご」というから此歌がおもしろいのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
りし未通女子をとめご
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
りぼんにとめし未通女子をとめご
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
処女子をとめごは 出でぬものか。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)