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少女
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せうぢよ
ふりがな文庫
“
少女
(
せうぢよ
)” の例文
若旦那
(
わかだんな
)
も、
呆
(
あき
)
れて
立
(
た
)
つこと
半時
(
はんとき
)
ばかり。
聲
(
こゑ
)
も
一言
(
ひとこと
)
もまだ
出
(
で
)
ない
内
(
うち
)
に、
霞
(
かすみ
)
の
色
(
いろ
)
づく
如
(
ごと
)
くにして、
少女
(
せうぢよ
)
は
忽
(
たちま
)
ち
美少年
(
びせうねん
)
に
變
(
かは
)
つたのである。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
媚
(
こび
)
るやうな、
嬲
(
なぶ
)
るやうな、そして
何
(
なに
)
かに
憧
(
あこが
)
れてゐるやうな其の眼……私は
少女
(
せうぢよ
)
の其の
眼容
(
まなざし
)
に
壓付
(
おしつ
)
けられて、我にもなく下を向いて了つた。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
病人
(
びやうにん
)
はK
夫人
(
ふじん
)
の
顏
(
かほ
)
の
下
(
した
)
で、
小兒
(
こども
)
のやうに
顎
(
あご
)
で
頷
(
うなづ
)
いて
見
(
み
)
せた。
上
(
うへ
)
の
方
(
はう
)
へ
一束
(
ひとたば
)
にした
髮
(
かみ
)
が、
彼女
(
かのぢよ
)
を一
層
(
そう
)
少女
(
せうぢよ
)
らしく
痛々
(
いた/\
)
しく
見
(
み
)
せた。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
余
(
よ
)
の一
家
(
か
)
は
悉
(
こと/″\
)
く
涙含
(
なみだぐ
)
んだ。
此
(
この
)
優
(
やさ
)
しい
少女
(
せうぢよ
)
。
境遇
(
きやうぐう
)
が
變
(
かは
)
つて
居
(
ゐ
)
たのと、
天候
(
てんかう
)
が
曇
(
くも
)
り
勝
(
がち
)
なのとで、一
層
(
そう
)
我々
(
われ/\
)
は
人
(
ひと
)
の
心
(
こゝろ
)
の
優
(
やさ
)
しさが
感
(
かん
)
じられたのであらう。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
『こゝに
一人
(
ひとり
)
の
少女
(
せうぢよ
)
あり。』
小説
(
せうせつ
)
は
何時
(
いつ
)
でもこんな
風
(
ふう
)
に
初
(
はじ
)
まるもので、
批評家
(
ひゝやうか
)
は
戀
(
こひ
)
の
小説
(
せうせつ
)
にも
飽
(
あ
)
き/\したとの
御注文
(
ごちゆうもん
)
、
然
(
しか
)
し
年若
(
としわか
)
いお
互
(
たがひ
)
の
身
(
み
)
に
取
(
と
)
つては
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
それが
少女
(
せうぢよ
)
であれば
少
(
すくな
)
くとも三四
人
(
にん
)
が
群
(
む
)
れて
飾
(
かざ
)
られた
花笠
(
はながさ
)
深
(
ふか
)
く
顏
(
かほ
)
が
掩
(
おほ
)
はれて
居
(
ゐ
)
るのにそれでも
猶且
(
やつぱり
)
知
(
し
)
られることを
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
八
年
(
ねん
)
ばかり
前
(
まへ
)
のことである、まち
子
(
こ
)
は、まだ
赤色
(
あかいろ
)
のリボンをかけた
少女
(
せうぢよ
)
ですこやかに
自由
(
じいう
)
な
身體
(
からだ
)
で、いま
現在
(
げんざい
)
のやうな
未來
(
みらい
)
の
來
(
く
)
ることなどは、
夢
(
ゆめ
)
にも
思
(
おも
)
ふことなくクローバーの
原
(
はら
)
や
追憶
(旧字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
此書
(
これ
)
は
有名
(
いうめい
)
なレウィス、キァロルと
云
(
い
)
ふ
人
(
ひと
)
の
筆
(
ふで
)
に
成
(
な
)
つた『アリス、アドヴェンチュアス、イン、ワンダーランド』を
譯
(
やく
)
したものです。
邪氣
(
あどけ
)
なき一
少女
(
せうぢよ
)
の
夢物語
(
ゆめものがたり
)
、
滑稽
(
こつけい
)
の
中
(
うち
)
自
(
おのづか
)
ら
教訓
(
けうくん
)
あり。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「
不良
(
ふりやう
)
少女
(
せうぢよ
)
の
沒落
(
ぼつらく
)
」といふ
標題
(
みだし
)
の
下
(
もと
)
に、
私達
(
わたしたち
)
が
前後
(
ぜんご
)
しての
結婚
(
けつこん
)
を×
誌
(
し
)
あたりに
落書
(
らくがき
)
されてから、みなもう
丸
(
まる
)
三
年
(
ねん
)
を
過
(
すご
)
しました。Kさんがまづ母となり、あなたも間もなく母となりました。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
一群
(
ひとむれ
)
の
少女
(
せうぢよ
)
ら、戸を
細目
(
ほそめ
)
に開く。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
あゝ
是
(
こ
)
れ『
浮
(
う
)
きたる
心
(
こゝろ
)
』だらうか、
何故
(
なにゆゑ
)
に
自然
(
しぜん
)
を
愛
(
あい
)
する
心
(
こゝろ
)
は
清
(
きよ
)
く
高
(
たか
)
くして、
少女
(
せうぢよ
)
(
人間
(
にんげん
)
)を
戀
(
こ
)
ふる
心
(
こゝろ
)
は『
浮
(
う
)
きたる
心
(
こゝろ
)
』、『いやらしい
心
(
こゝろ
)
』、『
不健全
(
ふけんぜん
)
なる
心
(
こゝろ
)
』
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
一生懸命
(
いつしやうけんめい
)
に
學校用
(
がくかうよう
)
の
革鞄
(
かばん
)
一
(
ひと
)
つ
膝
(
ひざ
)
に
抱
(
だ
)
いて、
少女
(
せうぢよ
)
のお
伽
(
とぎ
)
の
繪本
(
ゑほん
)
を
開
(
あ
)
けて、「
何
(
なん
)
です。こんな
處
(
ところ
)
で。」と、
叱
(
しか
)
られて、おとなしくたゝんで、ほろりとさせたのも、
宵
(
よひ
)
の
間
(
ま
)
で。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
おつぎは
十八
(
じふはち
)
というても
其
(
そ
)
の
年齡
(
とし
)
に
達
(
たつ
)
したといふばかりで、
恁
(
こ
)
んな
場合
(
ばあひ
)
を
巧
(
たくみ
)
に
繕
(
つく
)
らふといふ
料簡
(
れうけん
)
さへ
苟且
(
かりそめ
)
にも
持
(
も
)
つて
居
(
ゐ
)
ない
程
(
ほど
)
一
面
(
めん
)
に
於
(
おい
)
ては
濁
(
にごり
)
のない
可憐
(
かれん
)
な
少女
(
せうぢよ
)
であつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
おまけに
小雨
(
こさめ
)
さへ
降
(
ふ
)
り
出
(
だ
)
したので、
一先
(
ひとま
)
づ
怪
(
あや
)
しき
天幕
(
てんと
)
の
下
(
した
)
に、それを
避
(
さ
)
けて
居
(
ゐ
)
ると、
後
(
うしろ
)
の
畑
(
はたけ
)
にごそめく
音
(
おと
)
がするので、
見
(
み
)
ると
唯一人
(
たゞひとり
)
、十六七の
少女
(
せうぢよ
)
が、
畑
(
はた
)
の
中
(
なか
)
で
草
(
くさ
)
を
取
(
と
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
僕
(
ぼく
)
は
此
(
この
)
少女
(
せうぢよ
)
を
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
すと
共
(
とも
)
に『
戀
(
こひ
)
しい』、『
見
(
み
)
たい』、『
逢
(
あ
)
ひたい』の
情
(
じやう
)
がむら/\とこみ
上
(
あ
)
げて
來
(
き
)
た。
君
(
きみ
)
が
何
(
なん
)
と
言
(
い
)
はうとも
實際
(
じつさい
)
さうであつたから
仕方
(
しかた
)
がない。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
少女
(
せうぢよ
)
は
忽
(
たちま
)
ち
走
(
はし
)
り
去
(
さ
)
つて、
大藥鑵
(
おほやくゝわん
)
に
湯
(
ゆ
)
を
沸
(
わ
)
かし、
茶道具
(
ちやだうぐ
)
さへ
持
(
も
)
つて
來
(
き
)
て
呉
(
く
)
れた。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
勘次
(
かんじ
)
はおつぎに
身體
(
からだ
)
不相應
(
ふさうおう
)
な
仕事
(
しごと
)
をさせて
居
(
ゐ
)
ることを
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
る。それで
自分
(
じぶん
)
が
朝
(
あさ
)
は
屹度
(
きつと
)
先
(
さき
)
へ
起
(
お
)
きて
竈
(
かまど
)
の
下
(
した
)
へ
火
(
ひ
)
を
點
(
つ
)
ける。
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
疲
(
つか
)
れた
少女
(
せうぢよ
)
はまだぐつたりと
正體
(
しやうたい
)
もなく
枕
(
まくら
)
からこけて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“少女”の解説
少女(しょうじょ)は、7歳から18歳前後の「女の子」「女子」。「幼女」はおおむね満1歳から小学校3年生(満8歳~9歳くらい)までを、「女性」「婦人」はおおむね満20歳以上を指す。
(出典:Wikipedia)
少
常用漢字
小2
部首:⼩
4画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“少女”で始まる語句
少女子
少女心
少女等
少女姿
少女時代
少女笠
少女連
少女小説
少女雑誌
少女魅力