“比丘尼寺”の読み方と例文
読み方割合
びくにでら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半蔵の家に一泊ときめて、五、六人で比丘尼寺びくにでら蓮池はすいけの方まで遊び回り、谷川に下帯洗濯せんたくなぞをして来る女中方もある。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
伏見屋の控え林では比丘尼寺びくにでらで十二本ほどの大木が吹き折られ、青野原向こうの新田しんでんで二十本余の松が吹き折られ
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
栗、およそ六百本。これに大屋下の松十五本と、比丘尼寺びくにでらの松十五本と、青野原土手の十三本を加えると、都合総計およそ七百三十本ほどの大小の木が倒れたとのことだ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)