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法体
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ほつたい
ふりがな文庫
“
法体
(
ほつたい
)” の例文
旧字:
法體
世間の噂は皆
実正
(
まこと
)
なり。われと吾身に計り知られぬ罪業を重ねし身。天下、身を置くに処無し。
流石
(
さすが
)
法体
(
ほつたい
)
の身の、かゝる処に来合はせし事、天の与ふる
運命
(
さだめ
)
にやあらんずらん。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
此時大臣の官なかりしゆゑ、大納言にて執政たり。此年七月三日
宇多帝
(
うだてい
)
御位
(
みくらゐ
)
を太子
敦仁
(
あつひと
)
親王へ
譲
(
ゆづ
)
り玉ひ
朱雀
(
すじやく
)
院へ入らせ玉ひ、
亭子
(
ていじ
)
院と申奉り、御
法体
(
ほつたい
)
ありては
寛平法皇
(
くわんびやうほふわう
)
とぞ申奉る。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
上皇は剃髪して
法体
(
ほつたい
)
となり、ひたすら信仰に凝つてをり、女帝は更に有閑婦人の本能によつて、その与へられた大きな趣味、信仰といふ遊びの中で、伽藍に金を投じ、儀式を愛し、
梵唄
(
ぼんばい
)
を愛し
道鏡
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
黙祷の禁忌のなかにさきいでる
形
(
かたち
)
なき蒼白の
法体
(
ほつたい
)
の薔薇の花。
藍色の蟇
(新字旧仮名)
/
大手拓次
(著)
身を
法体
(
ほつたい
)
に
替
(
か
)
へて
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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此時大臣の官なかりしゆゑ、大納言にて執政たり。此年七月三日
宇多帝
(
うだてい
)
御位
(
みくらゐ
)
を太子
敦仁
(
あつひと
)
親王へ
譲
(
ゆづ
)
り玉ひ
朱雀
(
すじやく
)
院へ入らせ玉ひ、
亭子
(
ていじ
)
院と申奉り、御
法体
(
ほつたい
)
ありては
寛平法皇
(
くわんびやうほふわう
)
とぞ申奉る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“法体”の意味
《名詞》
すべての現象、諸法の本体。
出家し仏門に入った僧の姿。
(出典:Wiktionary)
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
体
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“法体”で始まる語句
法体像