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坊様
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ぼんさま
ふりがな文庫
“
坊様
(
ぼんさま
)” の例文
旧字:
坊樣
この
坊様
(
ぼんさま
)
は、人さえ見ると、
向脛
(
むこうずね
)
なり
踵
(
かかと
)
なり、肩なり背なり、
燻
(
くす
)
ぼった鼻紙を当てて、その上から線香を押当てながら
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
唐、天竺は愚か、
羅馬
(
ろおま
)
、
以譜利亜
(
いげりや
)
にも見られぬ図ぢや。桜に善う似た
麗
(
うるは
)
しい花の
樹
(
こ
)
の間に、はれ白象が並んでおぢやるわ。若い女子等が青い瓶から
甘露
(
かんろ
)
を
酌
(
く
)
んでおぢやるわ。赤い
坊様
(
ぼんさま
)
ぢや。
南蛮寺門前
(新字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
「ヤレ
坊様
(
ぼんさま
)
……あぶない……」
名君忠之
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
婆 ほんにお
坊様
(
ぼんさま
)
。
胚胎
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
坊様
(
ぼんさま
)
、眉も
綿頭巾
(
わたずきん
)
も、一緒くたに天を仰いで、長い顔で、きょとんとした。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
坊
常用漢字
中学
部首:⼟
7画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“坊様”で始まる語句
坊様達