“ぼうさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
僧侶40.0%
坊様20.0%
亡散10.0%
坊主頭10.0%
幇間10.0%
防霰10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女が未だこの下宿へ通って来る頃には、あの僧侶ぼうさん尼僧あまさんとの伝説に関したものを見つけて置いてそれを彼女に読ました事を思い出した。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「黒い破れた法衣ころもを着たお坊様ぼうさんでございます」
竈の中の顔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
武田系の属将はほとんど亡散ぼうさんして、その名も形骸けいがいも社会の表面から消されてしまったが、かれのみは、信州上田にって、主家の潰滅後も、信長とうまく結んで、その本領を、無事にもちつづけた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小伝馬町の古帳面屋の店蔵みせぐちの住居の二階で時折見かける、盲目めくら坊主頭ぼうさんのおばあさんが、おしょさんのうちにも時々来てとまっていた。
幇間ぼうさん、もう遅い。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)