サマ)” の例文
旧字:
芸の高潮に入る最初で、興奮初めて発する姿であり、又表情の大きく顕れるのを防いでゐる努力時のサマだとも言へる。
戞々たり 車上の優人 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
カツテワタシハ、アイ哲人テツジン、ヘエゲルノデアッタ。哲学テツガクハ、ヘノアイデハナクテ、真実シンジツトシテ成立セイリツセシムベキサマ体系知タイケイチデアル、ヘエゲル先生センセイノコノ言葉コトバ一学兄イチガッケイオシエラレタ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
世のあるサマの にくまれて来る
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
この方では、かいとさ・さに(サマから出たさに語尾にのついたもの)が、よく似た用途にあることは参考になる。
「さうや さかいに」 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)