ヤウ)” の例文
旧字:
黒玉の大きな石壁に、刻み込まれた白々としたからだのヤウに、オゴソかに、だが、すんなりと、手を伸べたまゝで居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
羽柴筑前事、御届ケニモ及バズ、勝手ニ帰陣ツカマツリ候段、言語道断ゴンゴダウダン曲事キヨクジ屹度キツト御折檻ゴセツカン被下可クダサルベヤウ——
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東京ヤウを土台にして、女夫メヲト双方のほのかな記憶を入りまじへた正月の祝儀が行はれてゐるに違ひない。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)