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様
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ごと
ふりがな文庫
“
様
(
ごと
)” の例文
旧字:
樣
「そうじゃない。あれあ大病人の祝言じゃけに、病気に
障
(
さわ
)
らん
様
(
ごと
)
、ソロオッと遣ってくれたとたい。毛唐人なあ気の利いとるケニ」
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
年が寄ると何かと心細うなッて困いますよ——武どん、
卿
(
おまえ
)
からだを大事にしての、病気をせん
様
(
ごと
)
してくれんとないませんぞ
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
『待て待て。その仁三郎は待て。今俺が胸の
処
(
とこ
)
をば
触
(
あた
)
って見たれあ、まだどことのう
温
(
ぬく
)
い
様
(
ごと
)
ある。まあだ生きとるかも知れん』
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
あの
珍竹垣
(
ちんちくかべ
)
から夾竹桃の覗いとる門構えじゃ。わしは役目柄ズッと入るけに、アンタはすこし遅れて、いつもの通りの物貰いの風で、人にわからん
様
(
ごと
)
、入んなさいや
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
月の光で見ると彼の生優しい
顔
(
つら
)
が、鬼の
様
(
ごと
)
、釣り上ったがなあ。おのれ証拠が何処に在ると吐かしおったけに、何処にもない。ここに在る。この風呂敷の汚れを見い。
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
「おお。そういえばあの角屋の青柳喜平はまあだ三十四五にしかならんのに豚の
様
(
ごと
)
ブクブク肥えとる。百四五十
斤
(
きん
)
位あるけに息が苦しいとこの間自分で云いよった。あの男なら四十位になると
中風
(
ちゅうき
)
でコロッと死ぬかも知れんぜ」
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“様”を含む語句
母様
父様
其様
斯様
爺様
此様
何様
彼様
左様
仕様
前様
如何様
異様
兄様
婆様
祖父様
奥様
貴様
坊様
嬢様
...