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終日
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しうじつ
ふりがな文庫
“
終日
(
しうじつ
)” の例文
嫂
(
あによめ
)
でも、誠太郎でも、縫子でも、
兄
(
あに
)
が
終日
(
しうじつ
)
宅
(
うち
)
に居て、三度の食事を家族と共に
欠
(
か
)
かさず
食
(
く
)
ふと、却つて
珍
(
めづ
)
らしがる位である。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
今
(
いま
)
や
本島
(
ほんとう
)
の
主人公
(
しゆじんこう
)
なる
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
の
健康
(
けんこう
)
は
言
(
い
)
ふ
迄
(
まで
)
もなく、
此頃
(
このごろ
)
では
殆
(
ほとん
)
ど
終日
(
しうじつ
)
終夜
(
しうや
)
を、
秘密造船所
(
ひみつぞうせんじよ
)
の
中
(
なか
)
で
送
(
おく
)
つて
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
成程
(
なるほど
)
、
一日
(
いちにち
)
の苦
闘
(
とう
)
に
疲
(
つか
)
れて
家
(
いへ
)
に
歸
(
かへ
)
ツて來る、
其處
(
そこ
)
には
笑顏
(
ゑがほ
)
で
迎
(
むか
)
へる
妻子
(
さいし
)
がある、
終日
(
しうじつ
)
の
辛勞
(
しんらう
)
は
一杯
(
いつぱい
)
の
酒
(
さけ
)
の
爲
(
ため
)
に、
陶然
(
たうぜん
)
として
酔
(
え
)
ツて、
全
(
すべ
)
て人生の
痛苦
(
つうく
)
を
忘
(
わす
)
れて了ふ。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
吾等
(
われら
)
遠
(
とう
)
く
印度洋
(
インドやう
)
の
此
(
この
)
孤島
(
はなれじま
)
に
距
(
へだゝ
)
つて
居
(
を
)
つても、
么麽
(
どう
)
して
此
(
この
)
日
(
ひ
)
を
祝
(
いわ
)
はずに
居
(
を
)
られやう、
去年
(
きよねん
)
も、
一昨年
(
おとゞし
)
も、
當日
(
たうじつ
)
は
終日
(
しうじつ
)
業
(
げふ
)
を
休
(
やす
)
んで、
心
(
こゝろ
)
ばかりの
祝意
(
しゆくゐ
)
を
表
(
ひやう
)
したが、
今年
(
ことし
)
の
今日
(
けふ
)
といふ
今日
(
けふ
)
は
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
翌日
(
よくじつ
)
は平岡の返事を
心待
(
こゝろまち
)
に
待
(
ま
)
ち
暮
(
く
)
らした。其
明
(
あく
)
る日も
当
(
あて
)
にして
終日
(
しうじつ
)
宅
(
うち
)
にゐた。
三日
(
みつか
)
四日
(
よつか
)
と
経
(
た
)
つた。が、
平
(
ひら
)
岡からは何の
便
(
たより
)
もなかつた。
其中
(
そのうち
)
例月
(
れいげつ
)
の通り、
青山
(
あをやま
)
へ
金
(
かね
)
を
貰
(
もら
)
ひに行くべき
日
(
ひ
)
が
来
(
き
)
た。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
夕日
(
ゆふひ
)
の
沈
(
しづ
)
む
頃
(
ころ
)
、
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
も
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
も、
痛
(
いた
)
く
疲
(
つか
)
れて
皈
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
たが、
終日
(
しうじつ
)
延氣
(
のんき
)
に
遊
(
あそ
)
んだ
吾等
(
われら
)
兩人
(
りやうにん
)
の
顏
(
かほ
)
の、
昨日
(
きのふ
)
よりは
餘程
(
よほど
)
勝
(
すぐ
)
れて
見
(
み
)
へるとて、
大笑
(
おほわら
)
ひであつた。
此
(
この
)
夜
(
よ
)
も
夜更
(
よふけ
)
まで
色々
(
いろ/\
)
の
快談
(
くわいだん
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“終日”の意味
《名詞, 形容動詞》
終 日 (しゅうじつ, 以下熟字訓:ひすがら, ひねもす, ひめもす, ひもすがら)
一日の初めから終わりまで。朝から夜まで。
(出典:Wiktionary)
終
常用漢字
小3
部首:⽷
11画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“終”で始まる語句
終
終焉
終夜
終局
終熄
終始
終生
終末
終曲
終了