“娓々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びび93.3%
くどくど6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
談ずる処は多くは実務に縁の遠い無用の空想であって、シカモ発言したら娓々びびとして尽きないから対手あいてになっていたら際限がない。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
僕達のイギリス文学科の先生は、ロオレンス先生なり、先生は一日いちじつ僕を路上にとらへ、娓々びび数千言を述べられてやまず。
その頃の赤門生活 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
リアルで精彩にとんだ描写と娓々くどくどしく抽象的な説明との作者に自覚されていない混同、比喩などにはっきり現われている著しい古典趣味、宗教臭と近代科学との蕪雑なせり合い
バルザックに対する評価 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)