“くどくど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諄々80.0%
喃々5.0%
娓々5.0%
煩々5.0%
詳々5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「折角よい道連れと存じたが、それではぜひもござらぬ。——したが、昨夜も諄々くどくどお話ししたが、ぜひ一度、仙台の方へお越しください」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
莞然にっこりともせず帽子も被ッたままで唯鷹揚おうよう点頭てんとうすると、昇は忽ち平身低頭、何事をか喃々くどくどと言いながら続けさまに二ツ三ツ礼拝した。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
リアルで精彩にとんだ描写と娓々くどくどしく抽象的な説明との作者に自覚されていない混同、比喩などにはっきり現われている著しい古典趣味、宗教臭と近代科学との蕪雑なせり合い
バルザックに対する評価 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
そうして二人は、なおも煩々くどくどしく、津多子の行動について苛酷な批判を述べてから、室を出て行った。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
不取敢とりあへず気の小さい兼大工を説き落し、兼と二人でお定の家へ行つて、同じ事を遠廻しに詳々くどくどと喋り立てたのであるが、母親は流石に涙顔をしてゐたけれども
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)