元来いったい)” の例文
旧字:元來
元来いったいこの倶楽部は夜分人の集っていることは少ないので、ストーブの煙は平常いつも昼間ばかり立ちのぼっているのである。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「エ、元来いったい何をしに来るのだ? 乃公おれの見舞に来るのか。娘の御機嫌きげんを取りに来るのか、エ? 返事をせえ!」
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「細川! 貴公おまえ乃公おれの所へ元来いったい何をしに来るのだ、エ?」
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)