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元来
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ぐわんらい
山田は
元来閉戸主義であつたから、
其の
躯が
恁云ふ
雑務に
鞅掌するのを
許さぬので、
自から
遠かるやうに
成つたのであります
春が
来たといつては
莞爾、
何か
観たといつては
莞爾、
元来があまり
確りした
頭でないのだ。
十歳の
時、
髪剃を
頂いたが、
羅甸の
御経はきれいに
失念して
了つた。
と
冷かしたが、
元来、
衣裳鞄の
催促ではない、ホツキ
貝の
見舞に
来たのだから、
先づ
其次第を
申述べる
処へ……
又近処から、おなじく、
氷砂糖、
梅干の
注意連の
女性が
来り
加はつた。
“元来”の意味
《名詞・形容動詞》
はじめからそのような状態や性質であること。もともと。
物事を説明したり、疑問を呈したりする場合に、文頭に置いて接続詞的に用いる語。そもそも。
(出典:Wiktionary)