“矢玉”の読み方と例文
読み方割合
やだま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくてん雪催ゆきもよひ調とゝのふと、矢玉やだまおとたゆるときなく、うしとらたつ刻々こく/\修羅礫しゆらつぶてうちかけて、霰々あられ/\また玉霰たまあられ
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
たとえ、尊王の赤心、反徳川の意気、胸に炎々たるものがあっても、下手なことをしたひには、藩祖正勝はんそまさかつ以来の渭之津いのつの城の白壁に、矢玉やだま煙硝玉えんしょうだまの穴があくはめとなる。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
矢玉やだまおと顛倒てんだうして、御臺みだい御流産ごりうざんていともえる。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)