トップ
>
矢玉
>
やだま
ふりがな文庫
“
矢玉
(
やだま
)” の例文
恁
(
かく
)
て
天
(
てん
)
に
雪催
(
ゆきもよひ
)
が
調
(
とゝの
)
ふと、
矢玉
(
やだま
)
の
音
(
おと
)
たゆる
時
(
とき
)
なく、
丑
(
うし
)
、
寅
(
とら
)
、
辰
(
たつ
)
、
巳
(
み
)
、
刻々
(
こく/\
)
に
修羅礫
(
しゆらつぶて
)
を
打
(
うち
)
かけて、
霰々
(
あられ/\
)
、
又
(
また
)
玉霰
(
たまあられ
)
。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
たとえ、尊王の赤心、反徳川の意気、胸に炎々たるものがあっても、下手なことをしたひには、
藩祖正勝
(
はんそまさかつ
)
以来の
渭之津
(
いのつ
)
の城の白壁に、
矢玉
(
やだま
)
煙硝玉
(
えんしょうだま
)
の穴があくはめとなる。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
矢玉
(
やだま
)
の
音
(
おと
)
に
顛倒
(
てんだう
)
して、
御臺
(
みだい
)
御流産
(
ごりうざん
)
の
體
(
てい
)
とも
見
(
み
)
える。
銭湯
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
“矢”で始まる語句
矢張
矢
矢鱈
矢庭
矢立
矢絣
矢来
矢先
矢弾
矢筈