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恁
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こん
ふりがな文庫
“
恁
(
こん
)” の例文
恁
(
こん
)
な
変様
(
かはりやう
)
をする位なら、寧ろ
依然
(
やはり
)
『眠れる都会』であつて呉れた方が、自分並びに『美しい追憶の都』のために祝すべきであるのだ。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
中にはただ何となく上代の国ぶりを悦ぶ類であるが、
恁
(
こん
)
なことでは真に『万葉』の趣味を解して居るものとは元とより言われない
子規と和歌
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
などとやつてのける
種
(
たね
)
になるのだが、自分は毛頭
恁
(
こん
)
な感じは起さなんだ。
何故
(
なぜ
)
といふまでもない。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
などとやつてのける種になるのだが、自分は毛頭
恁
(
こん
)
な感じは起さなんだ。何故といふまでもない。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
暫らく其材木の
端
(
はし
)
に腰掛けて、昔の事を懷うて見ようかとも思つたが、イヤ待て
恁
(
こん
)
な晝日中に、
宛然
(
さながら
)
人生の横町と
謂
(
い
)
つた樣な此處を
彷徨
(
うろつ
)
いて何か
明處
(
あかるみ
)
で考へられぬ事を考へて居るのではないかと
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
イヤ待て
恁
(
こん
)
な昼日中に、
宛然
(
さながら
)
人生の横町と謂つた様な此処を
彷徨
(
うろつ
)
いて何か
明処
(
あかるみ
)
で考へられぬ事を考へて居るのではないかと、通りがかりの巡査に怪まれでもしては、一代の不覚と思ひ返して止めた。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
恁
漢検1級
部首:⼼
10画
“恁”を含む語句
恁麽
恁許
恁云
恁麼
恁々
恁懸
恁様
恁那
有恁
正当恁麼時