徜徉ぶらつ)” の例文
すると文庫が創刊されてから二、三カ月目、ふと或る夕方中坂上を徜徉ぶらついていると、偶然見附けたのが硯友社の標札であった。
ずつと以前まへ、丁度この頃のやうな秋日和に東京の近郊、雑司ざふし附近あたり徜徉ぶらついてゐると、一人の洋画家が古ぼけた繻子張しゆすばり蝙蝠傘かうもりがさの下で、其辺そこらの野道をせつせと写生してゐた。
十二月十日、珍らしいポカ/\した散歩日和で、暢気に郊外でも徜徉ぶらつきたくなる天気だったが、忌でも応でも約束した原稿期日が迫ってるので、朝飯も匆々に机に対った処へ、電報!
米国の戦時通信記者として名高いゼエムス・バアンス氏が、今度の戦争の当初、白耳義ベルジユームにゐた折の事、ある日ブラツセルの市街まち徜徉ぶらついてゐると、前方むかうから独逸の自動車が一りやう風を切つて飛んで来た。
「どうだいひまだつたら久し振に一緒に築地辺でも徜徉ぶらつかうか。」