“ぶらつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逍遥33.3%
彷徨26.7%
徜徉20.0%
散策6.7%
漫歩6.7%
逍遙6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分はすぐ、「なに構わない。君といっしょに君の会社のある方角まで行って、そこいらを逍遥ぶらついて見よう」と云いながら立った。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お庄は従姉あねと一緒に、離房はなれの方の二階座敷へ上って見たり、庭を逍遥ぶらついたりした。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
三人は帰りにはすの咲いている池のはた彷徨ぶらつきながら、広小路で手軽に昼飯などを食ったのであった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
晩方K—が、ぶらりと入って来たころには、甥と一緒に、外を彷徨ぶらついて帰って来た笹村が、薄暗い部屋の壁にりかかって、ぼんやりしていた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
すると文庫が創刊されてから二、三カ月目、ふと或る夕方中坂上を徜徉ぶらついていると、偶然見附けたのが硯友社の標札であった。
「どうだいひまだつたら久し振に一緒に築地辺でも徜徉ぶらつかうか。」
その頃江戸川べりに住んでいた私は偶然川畔かわべり散策ぶらついていると、流れをりて来る川舟に犢鼻褌ふんどし一つで元気にさおをさしてるのが眉山で、吉原よしわら通いの山谷堀さんやぼりでもくだ了簡りょうけんで、胡座あぐらをかきつつい気持になってるのが中村花痩なかむらかそうであった。
翌朝よくてう一風呂ひとふろキヤ/\とび、手拭てぬぐひしぼつたまゝ、からりとれた天氣てんきさに、かはきし坦々たん/\とさかのぼつて、來日くるひヶ峰みねかたむかつて、晴々はれ/″\しく漫歩ぶらつした。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
やがて目的の元町通りを逍遙ぶらついて西洋家具屋や帽子屋の飾り窓を見てまわり、靴屋も見たのだったが、当の本人がいるのではやはり工合ぐあいがわるかった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)