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逍遥
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ぶらつ
ふりがな文庫
“
逍遥
(
ぶらつ
)” の例文
お島は父親が内へ入ってからも、暫く裏の植木畑のあたりを
逍遥
(
ぶらつ
)
いていた。どうせここにいても、母親と毎日々々
啀
(
いが
)
みあっていなければならない。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
代助はあてもなく、其所いらを
逍遥
(
ぶらつ
)
いた。そうして、
愈
(
いよいよ
)
平岡と逢ったら、どんな風に話を切り出そうかと工夫した。代助の意は、三千代に刻下の安慰を、少しでも与えたい為に
外
(
ほか
)
ならなかった。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
お庄は
従姉
(
あね
)
と一緒に、
離房
(
はなれ
)
の方の二階座敷へ上って見たり、庭を
逍遥
(
ぶらつ
)
いたりした。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
代助はあてもなく、
其所
(
そこ
)
いらを
逍遥
(
ぶらつ
)
いた。さうして、愈平岡と逢つたら、どんな風に
話
(
はなし
)
を
切
(
き
)
り
出
(
だ
)
さうかと工夫した。代助の意は、三千代に刻下の安慰を、少しでも与へたい
為
(
ため
)
に
外
(
ほか
)
ならなかつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
自分はすぐ、「なに構わない。君といっしょに君の会社のある方角まで行って、そこいらを
逍遥
(
ぶらつ
)
いて見よう」と云いながら立った。お兼さんは玄関で自分の
洋傘
(
こうもり
)
を取って、自分に手渡ししてくれた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“逍遥”の意味
《名詞》
逍遥(しょうよう)
気ままに歩き回ること。
(出典:Wiktionary)
逍
漢検1級
部首:⾡
11画
遥
漢検準1級
部首:⾡
12画
“逍遥”で始まる語句
逍遥軒
逍遥道路
逍遥津
逍遥派
逍遥馬
逍遥玉面
逍遥生死
逍遥頭巾