“そゞろあるき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
漫歩60.0%
散歩20.0%
逍遙20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
饗す兎も角もこゝ書入かきいれの名所なり俗境なりとてさて止むべきかは一杯酌みて浦嶋殿の近付ちかづきとならんと上の旅人宿はたごやへいそぎさけさかなを持來れと命じそれより寺内を漫歩そゞろあるきしまた川を眺むるに流を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
さるほどに今歳ことしむなしくはるくれてころもほすてふ白妙しろたへいろさく垣根かきねはな、こゝにも一玉川たまがはがと、遣水やりみづながほそところかげをうつして、ぜかなくてもすゞしきなつ夕暮ゆふぐれ、いとあがりの散歩そゞろあるき
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さて園内ゑんない手入ていれをめなどして、逍遙そゞろあるきはし其人そのひとゆるやと、垣根かきねとなりさしのぞけど、園生そのふひろくしていへとほく、かやぶきののきなかおほ大樹たいじゆまつしたたるごとみどりいろたちゆるばか
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)