トップ
>
漫歩
>
そゞろあるき
ふりがな文庫
“
漫歩
(
そゞろあるき
)” の例文
暫くこの
邊
(
あたり
)
を
漫歩
(
そゞろあるき
)
して、汝が目の赤きを風に吹き消させ、さて共にマレツチイ夫人の許に往かん。夫人は汝と共に笑ひ共に泣きて、汝が厭ふをも知らぬなるべし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
饗す兎も角も
此
(
こゝ
)
は
書入
(
かきいれ
)
の名所なり俗境なりとて
偖
(
さて
)
止むべきかは一杯酌みて浦嶋殿の
近付
(
ちかづき
)
とならんと上の
旅人宿
(
はたごや
)
へいそぎ
酒
(
さけ
)
肴
(
さかな
)
を持來れと命じ
夫
(
それ
)
より寺内を
漫歩
(
そゞろあるき
)
しまた川を眺むるに流を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
冷
(
つめた
)
い
石塔
(
せきたふ
)
に
手
(
て
)
を
載
(
の
)
せたり、
濕臭
(
しめりくさ
)
い
塔婆
(
たふば
)
を
掴
(
つか
)
んだり、
花筒
(
はなづつ
)
の
腐水
(
くされみづ
)
に
星
(
ほし
)
の
映
(
うつ
)
るのを
覗
(
のぞ
)
いたり、
漫歩
(
そゞろあるき
)
をして
居
(
ゐ
)
たが、
藪
(
やぶ
)
が
近
(
ちか
)
く、
蚊
(
か
)
が
酷
(
ひど
)
いから、
座敷
(
ざしき
)
の
蚊帳
(
かや
)
が
懷
(
なつか
)
しくなつて、
内
(
うち
)
へ
入
(
はひ
)
らうと
思
(
おも
)
つたので
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“漫歩”の意味
《名詞》
特に目的もなくぶらぶら歩くこと。
(出典:Wiktionary)
漫
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
“漫歩”で始まる語句
漫歩行
漫歩遊観