“プロムナード”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逍遥道路20.0%
遊歩道20.0%
散歩20.0%
散歩街20.0%
散歩道20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私達は九州ホテルの裏口から、地獄めぐりの逍遥道路プロムナードを経て、一々の地獄を点検して行く。まず最初に天然記念物として保護されているでい火山がある。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
高さは八六〇米の手ごろの山で、その山裾をめぐり、延長二里の逍遥道路プロムナードが設けられている。私達はその山の展望岩のところへ来て日の入りを待った。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
からりとした人民保養委員会ナルピットのレストランなども見えているが、どういう訳か遊歩道プロムナードには前にも後にも人が疎で、海から吹いて来る強い風に、コックの白上衣が繩につられてはためいている。
石油の都バクーへ (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
大通りを行きつめたら、自然とカスピ海に向う、立派な遊歩道プロムナードへ出た。
石油の都バクーへ (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
可笑おかしな事には馬とも話しが出来るの。フランスの馬は皆、馬教練所の卒業生ですって、進めアレ止れアレデ、右、左、散歩プロムナード………。皆んな聴き分けてよ。
母と娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
有名な磯伝いの散歩街プロムナードは、着飾った通行人の行列で、押すな押すなである。みんな、何か素晴らしいいたずらはないかといったような噪気ぎ切った顔で歩き廻っている。
消えた花婿 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
一つ登れば、そのまま次に玻璃ガラスを張ったような蒼い氷の壁が現われる。八寒地獄の散歩道プロムナードもかくやと思われるばかり。