“そゞろありき”の漢字の書き方と例文
語句割合
漫歩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漫歩そゞろありきには似つかはしからぬ恐ろしき道かな、と夫人笑みつゝ云へば、案内者の一人、さのたまへど三とせの前迄は此道全くいばらに塞がれたりき、又己れが幼き頃やしろの圓柱のめぐりに
されど窟墓の一語は忽ち少時の怖ろしき經歴を想ひ起すなかだちとなりぬ。フエデリゴとの漫歩そゞろありきより地下に路を失ひたる時の心の周章など、悉く目前に浮びぬ。われは直ちに絃をはじきて歌ひ出でぬ。
漫歩そゞろありきしてみちに迷ひ、農夫に教へられてわづかに歸ることを得つといふ。