“川畔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわばた40.0%
かわべり20.0%
かはばた20.0%
かはん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火をく、味噌みそる、魚鳥ぎょちょうを料理する、男世帯おとこじょたいの目つらをつかむ勝手元の忙しさを傍目よそめに、関翁はじめ余等一同、かわる/″\川畔かわばたに往って風呂の馳走ちそうになる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
私の家は川畔かわべりの直ぐ近所だったから、帰って待つもなく、眉山と花痩とは威勢よくやって来た。眉山はその時新小川町しんおがわちょうの花痩の家に泊っていたのだ。
ところが二三年して、その爺は死んで了ひ、また四五年経つた後には、ふつふつ厭だと言つて田舎の中年の男に情婦などが出来て、遂には川畔かはばたの店をも閉めて了つたといふ話であつた。
田舎からの手紙 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
光秀は、十三日午前中、全軍を円明寺川畔かはんに展開した。秀吉軍が、展開するのは、ずうっと遅れた。
山崎合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)