“かわばた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
川端52.6%
河端21.1%
川畔10.5%
河畔10.5%
川辺5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今年はが好くて、川端かわばたの岩さん家では、四円十五銭に売ったと云ううわさが立つ。隣村の浜田さんも繭買をはじめた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
世良親王の河端かわばたノ宮の遺跡いせきに植え出したさくらがいつか花時には大堰川おおいがわの水も小紋にして見せるほどな名所となって来た始まりであるという。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
尚牛馬の多く群れたるを遥に見つつ河をわたる。(斗満川)。川畔かわばたに牛馬の脚痕あしあとの多きを見る。あらたに柵を以て囲めるを見たり。ここに至りて尚うれし。進んで少し登りてくに、樹間に小屋を見る。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
河畔かわばたの柳の樹に馬を繋いで、鉛筆で遺書かきおきを書いてそいつを鞍に挟んでおいて、自分は鉄橋をわたって真中からどぶんと飛込んじゃった。残念でならんがだ。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
再び先の川辺かわばたへ出た。
画の悲み (新字新仮名) / 国木田独歩(著)