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河端
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かわばた
ふりがな文庫
“
河端
(
かわばた
)” の例文
それは
一叢
(
ひとむれ
)
の松林で、わたしは去年遊びに来て知っていたが、今も壊れた
石馬
(
せきば
)
が
河端
(
かわばた
)
にのめって、一つの
石羊
(
せきよう
)
が草の中にうずくまっていた。
村芝居
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
世良親王の
河端
(
かわばた
)
ノ宮の
遺跡
(
いせき
)
に植え出したさくらがいつか花時には
大堰川
(
おおいがわ
)
の水も小紋にして見せるほどな名所となって来た始まりであるという。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
舞台はやがて
昨日
(
きのう
)
の通りに
河端
(
かわばた
)
の
暗闘
(
だんまり
)
になって、劇の主人公が盗んだ金を
懐中
(
ふところ
)
に花道へ
駈出
(
かけい
)
でながら
石礫
(
いしつぶて
)
を打つ、それを合図にチョンと拍子木が響く。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
百
姓
(
せう
)
のお
上
(
かみ
)
さんが
河端
(
かわばた
)
で
芋
(
いも
)
を
洗
(
あら
)
つてをりました。そこを
通
(
とほ
)
りかけた
乞食
(
こじき
)
のやうな
坊
(
ぼう
)
さんがその
芋
(
いも
)
をみて
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“河”で始まる語句
河岸
河
河童
河内
河豚
河原
河鹿
河馬
河水
河獺