“大堰川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおいがわ66.7%
おほゐがは33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世良親王の河端かわばたノ宮の遺跡いせきに植え出したさくらがいつか花時には大堰川おおいがわの水も小紋にして見せるほどな名所となって来た始まりであるという。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
京都の嵐山あらしやまの前を流れる大堰川おおいがわには、みやびた渡月橋とげつきょうかかっています。その橋の東詰ひがしづめ臨川寺りんせんじという寺があります。夢窓国師むそうこくしが中興の開山で、開山堂に国師の像が安置してあります。
鯉魚 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
名もなつかしき梅津うめづの里を過ぎ、大堰川おほゐがはほとり沿ひ行けば、河風かはかぜさむく身にみて、月影さへもわびしげなり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
大堰川おほゐがは山は雄松をまつ紺青こんじやうとうすきかへでのありあけ月夜
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)