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大堰川
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おおいがわ
ふりがな文庫
“
大堰川
(
おおいがわ
)” の例文
世良親王の
河端
(
かわばた
)
ノ宮の
遺跡
(
いせき
)
に植え出したさくらがいつか花時には
大堰川
(
おおいがわ
)
の水も小紋にして見せるほどな名所となって来た始まりであるという。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
京都の
嵐山
(
あらしやま
)
の前を流れる
大堰川
(
おおいがわ
)
には、
雅
(
みや
)
びた
渡月橋
(
とげつきょう
)
が
架
(
かか
)
っています。その橋の
東詰
(
ひがしづめ
)
に
臨川寺
(
りんせんじ
)
という寺があります。
夢窓国師
(
むそうこくし
)
が中興の開山で、開山堂に国師の像が安置してあります。
鯉魚
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
毎年の春の花見に
馴染
(
なじみ
)
の深い場所であったが、今は極寒の季節であるのに加えて、京都の冬は格別なので、
大堰川
(
おおいがわ
)
の水の色を見ても何かしんしんとしたものが骨身に
沁
(
し
)
みるようであった。
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
燕
(
つばくろ
)
のしば鳴き飛ぶや
大堰川
(
おおいがわ
)
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
けれど、嵐山も
大堰川
(
おおいがわ
)
もとうに花は散ったあとだし、めくらに新緑を
愛
(
め
)
ずる風流気はなかろうし、だいいち、
故
(
こ
)
征夷大将軍尊氏が
薨
(
こう
)
じてから今日はまだ八日目なのである。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
それには嵐山を望む
大堰川
(
おおいがわ
)
から
太秦
(
うずまさ
)
のあたりまでをふくむ亀山上皇の離宮のあとがある。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
堰
漢検準1級
部首:⼟
12画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“大堰”で始まる語句
大堰
大堰堤