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徜徉
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しょうよう
ふりがな文庫
“
徜徉
(
しょうよう
)” の例文
アレほど我を忘れて夢幻に
徜徉
(
しょうよう
)
するような心地のしたのはその後にない。短篇ではあるが、世界の大文学に入るべきものだ。
露伴の出世咄
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
紀州湯浅町の良家の若い妻が盆踊りを見に往きて海岸に
徜徉
(
しょうよう
)
するところを、壮漢数輩
拉
(
らっ
)
して沖の小島へ伴れ行き輪姦せしを本人も一族も
慙
(
は
)
じて
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
四辺
(
あたり
)
の景色に
見惚
(
みと
)
れて居りますと、彼方の雪山の
頂
(
いただき
)
に白雲の飛び
交
(
か
)
うその変幻出没の有様は、あたかも雪山の仙人が雲に乗りて遊戯
三昧
(
さんまい
)
に入り、あちらこちらに
徜徉
(
しょうよう
)
して居るかのごとくに見えるです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
徜
部首:⼻
11画
徉
部首:⼻
9画