“抜脚”の読み方と例文
読み方割合
ぬきあし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべてい物には、税がかゝるものだと信じてゐる大阪人は、それでも黙つて辛抱がまんして、馬のやうに抜脚ぬきあしして、そのなかを歩き廻つてゐる。
やしきの植込を徜徉ふらついてゐる時、青白い梔子くちなしの花蔭に、女郎蜘蛛が居睡りをしてゐるのを見つけでもすると、真つ青になつて、抜脚ぬきあしして逃げ出したものだ。