“小路々々”の読み方と例文
読み方割合
こうぢ/\100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引請しにより彼是月に二兩位に成りしとぞ或夜まはりの節霜月しもつきすゑの事にて寒氣烈敷はげしく雪は霏々ちら/\と降出しゝ中を石町の鐘ととも子刻ねのこくの拍子木を打乍ら小路々々こうぢ/\
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
肉をむしり心を刺す此の一念は、世間から云へば分別盛りの年齡の私をして十九廿歳はたちの青年よりも甚しく、到る處の艶しい小路々々こうぢ/\彷徨さまよはせた。何と云ふ狂亂であらう。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)