小路しょうじ)” の例文
余は夏蜜柑なつみかんの皮をいて、一房ひとふさごとに裂いてはみ、裂いては噛んで、あてどもなくさまようていると、いつのにやら幅一間ぐらいの小路しょうじに出た。
京に着ける夕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
小路しょうじの停留所へさしかゝつたが、ふと、電車線路の向う側の、とある病院の塀外に、畳屋の塚本が台を据ゑてせつせと畳を刺してゐるのが眼に留まると、急に元気づいたやうに乗り着けて行つて
猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
小路しょうじの停留所へさしかゝつたが、ふと、電車線路の向う側の、とある病院の塀外に、畳屋の塚本が台を据ゑてせつせと畳を刺してゐるのが眼に留まると、急に元気づいたやうに乗り着けて行つて
猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
小路しょうじの停留所へさしかかったが、ふと、電車線路の向う側の、とある病院の塀外へいそとに、畳屋の塚本が台をえてせっせと畳を刺しているのがに留まると、急に元気づいたように乗り着けて行って
猫と庄造と二人のおんな (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)