“蔀窓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
シトミド60.0%
しとみど20.0%
しとみまど20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目をあげて見る蔀窓シトミドの外には、しと/\と——音がしたゝつて居るではないか。姫は立つて、手づから簾をあげて見た。雨。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
目をあげて見る蔀窓しとみどの外には、しとしとと——音がしたたって居るではないか。姫は立って、手ずからすだれをあげて見た。雨。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
正内老人は長い金火箸で炉の火を直し、立ちあがっていって、湯呑の中の冷えた茶をあけると、その蔀窓しとみまどのところに立って、ながいこと外を見まもっていた。
ちくしょう谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)