シトミ)” の例文
横佩家の池の面を埋めるほど、珠を捲いたり、解けたりした蓮の葉は、まばらになつて、水の反射がシトミを越して、女部屋まで来るばかりになつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
門をめ、本堂のシトミまでも下して、堂内に静坐し、十露盤を控へて、ぱち/\と数をめて行つたさうだ。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)