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蘚
ふりがな文庫
“蘚”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こけ
87.5%
ごけ
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こけ
(逆引き)
胸傍
(
むなわき
)
の小さな
痣
(
あざ
)
、この青い
蘚
(
こけ
)
、そのお米の乳のあたりへ
鋏
(
はさみ
)
が響きそうだったからである。辻町は一礼し、墓に向って、
屹
(
きっ
)
といった。
縷紅新草
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
私は堂を廻つてゐる高縁に蹲んで
蘚
(
こけ
)
の上を眺めてゐた。足の裏に板の
木目
(
もくめ
)
を氣持ちよく感じながら夜の來るのを待つた。山蟻が柱を傳つて登つて來た。
草の中
(旧字旧仮名)
/
横光利一
(著)
蘚(こけ)の例文をもっと
(7作品)
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ごけ
(逆引き)
真円な池の大半がミズ
蘚
(
ごけ
)
に埋れて水の形が新月形に残って居るから、鎌ヶ池と名づけたと云う人もあるが、昔鴨が沢山棲んで居たから鴨ヶ池と云ったのが訛転したのだとも云う。
女子霧ヶ峰登山記
(新字新仮名)
/
島木赤彦
(著)
蘚(ごけ)の例文をもっと
(1作品)
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“蘚(
苔
)”の解説
苔(こけ、蘚、英: moss)・コケは地表や岩の上にはいつくばるように成長し、広がるような植物的なもの。狭義のコケは苔類、蘚類、ツノゴケ類の総称としてコケ植物を指すが、コケはそれに加え菌類と藻類の共生体である「地衣類」や、一部のごく小型の維管束植物や藻類などが含まれる。語源は「木毛」にあり、元々は樹の幹などに生えている小さな植物の総称だったとする説がある。自生している又は栽培されている苔は日本などで鑑賞の対象となるほか、イワタケなど食用の苔もある。
(出典:Wikipedia)
蘚
漢検1級
部首:⾋
20画
“蘚”を含む語句
蘚苔
苔蘚
光蘚
水蘚
芥蘚病
蘚伯
蘚伯秘剤
蘚碧
蘚苔類
銭蘚苔
“蘚”のふりがなが多い著者
エドワード・シルヴェスター・モース
島木赤彦
横光利一
梶井基次郎
幸田露伴
泉鏡花
折口信夫