“矢襖”の読み方と例文
読み方割合
やぶすま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旗本目掛けて駆けて来るではないか。すわや獲物ござんなれと、八方から矢襖やぶすまをつくったが、どうだろう一本も矢が立たない。ポンポンポンポンね返すのだ。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「伊集院さん、引きなせえ、助けに来やした、矢襖やぶすまに掛け、水戸っぽを討って取りやしょう!」
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
二人の強敵、他に山窩、いかに宗三郎が達人でも、以前まえに五人を切っている、その上矢襖やぶすまに引っかけられ、充分に精根を疲労つからせている、あぶないあぶない命があぶない!
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)