“富本”の読み方と例文
読み方割合
とみもと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子供のおり富本とみもとを習った母よりも長唄ながうたをしこんでもらっている私たちの方がすぐに覚えて、九連環なぞという小曲は、譜で弾けた。
湖龍斎が全盛期の豊艶なる美人とくだつて清長の肉付よき実感的なる美人の浴後裸体図等に至つてはそぞろ富本とみもとの曲調を忍ばしむる処あり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それから豊前太夫ぶぜんだいふました。富本とみもとじやうるりにせうらうましたので、長唄ながうた出囃でばやしります。岩「成程なるほどこれはえらい、ぢやア見にきませう。 ...
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)