“上封”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うわふう71.4%
うはふう14.3%
ふう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
着物を脱ぎ換えてぜんに向かうと、膳の上に、茶碗蒸ちゃわんむしといっしょに手紙が一本載せてある。その上封うわふうを見たとき、三四郎はすぐ母から来たものだと悟った。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
着物をぎ換えて膳に向ふと、膳のうへに、茶碗むしと一所に手紙が一本載せてある。其上封うはふうを見たとき、三四郎はすぐ母から来たものだと悟つた。済まん事だが此半月あまり母の事は丸で忘れてゐた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
落泊おちぶれても手や顔にあかをつけていなかった。その前にしゃがんで、表札を書いてもらっているものや、手紙の上封ふうを頼んでいるものもあった。