“當邸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たうやしき66.7%
たうてい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とし押詰おしつまつて師走しはす幾日いくにちかは、當邸たうやしき御前ごぜん服部式部はつとりしきぶどの誕生日たんじやうびで、邸中やしきぢうとり/″\支度したくいそがしく、なんとなくまつりちかづいたやうにさゞめきつ。
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
名案とは、父子爵の頑固ぐわんこな頭から結婚問題を徹回てつくわいさせて、而も自分は無事に當邸たうやしきに居付いてゐることだ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
とし寛政くわんせいねん押詰おしつまつて師走しはす幾日いくにちかは當邸たうてい御前ごぜん服部式部はつとりしきぶどの誕生日たんじやうびとあつて、邸中やしきぢうが、とり/″\支度したくいそがしくなんとなくまつりちかづいたやうにさゞめきつ。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)