“家邸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いへやしき75.0%
いえやしき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど銀行家の家邸いへやしきを買つたと云ふだけあつて、御影石みかげいしの門柱には、鉄格子の扉がついて、玄関まで砂利じやりが敷きつめてある。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
うちつて彼是かれこれまぎれてゐるうちに、はや半月はんつきつたが、地方ちはうにゐる時分じぶんあんなににしてゐた家邸いへやしきことは、ついまだ叔父をぢさずにゐた。あるとき御米およね
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それは世間から見ると、人数は少なし、家邸いえやしきは持っているし、楽に見えるのも無理のないところでしょうさ。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
うちを持ってかれこれ取りまぎれているうちに、はや半月も経ったが、地方にいる時分あんなに気にしていた家邸いえやしきの事は、ついまだ叔父に言い出さずにいた。ある時御米が
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)