“武家邸”の読み方と例文
読み方割合
ぶけやしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旧幕の、武家邸ぶけやしきの門を、そのままであろうと思われる黒い門は、それより二十年も前からわたしは見れているのだった。
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
範宴はんえんが求められて法話に行った武家邸ぶけやしきは、火事のあった六条の遊女町とはだいぶへだたっていたが、それでも、性善坊が息せいて行きついてみると、門前には高張たかはりをつらね、数多あまたの侍だの
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)