“ぶけやしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
武家邸66.7%
武家屋敷33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旧幕の、武家邸ぶけやしきの門を、そのままであろうと思われる黒い門は、それより二十年も前からわたしは見れているのだった。
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
範宴はんえんが求められて法話に行った武家邸ぶけやしきは、火事のあった六条の遊女町とはだいぶへだたっていたが、それでも、性善坊が息せいて行きついてみると、門前には高張たかはりをつらね、数多あまたの侍だの
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おくからのこえは、このはるまで十五ねんながあいだ番町ばんちょう武家屋敷ぶけやしき奉公ほうこうあがっていた。春信はるのぶいもうと梶女かじじょだった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)