“いへやしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
家屋敷62.5%
家邸37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家屋敷いへやしきが、おとう樣の財産をみんなと、おれがその頃迄取つた月給とで出來た外に、不動産といつては、たつた五千圓どもしかありやあしない。おれの年俸は、講座給を入れて二千七百圓なのだ。
半日 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
其方儀若年より不身持ふみもちに付兄九郎右衞門勘當かんだうを受け相摸國さがみのくに殿場てんば村百姓條七世話に相成居候中惡法あくはふを以て條七を難病に罹らせ同人つまてつ密通みつつうの上條七を追出し家屋敷いへやしき田畑たはた家財等かざいとう押領あふりやう致し條七娘里を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
をさめてそのあとが八十四五へう程も取入ます大凡おほよそ家邸いへやしき五百兩諸道具が三百兩餘りかゝへの遊女が十四五人是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それは世間せけんからると、人數にんずすくなし、家邸いへやしきつてゐるし、らくえるのも無理むりのないところでせうさ。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)