“ひめさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
姫様77.8%
姫樣22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このときに、魔法まほうをとくほうを聞いておかねば、あの白鳥は、いつまでたっても、お姫様ひめさまにかえれないと思ったものですから、巨男おおおとこは、魔女のまくらもとによって
巨男の話 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
ちょうど奥様とお姫様ひめさまがご一しょだったので、正三君はお二方にご年賀を申しあげた。奥様はお忙しい中にも
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
くるわことばをまちにいふまでりとははづかしからずおもへるもあはれなり、としはやう/\かぞへの十四、人形にんげういてほうずりするこゝろ御華族ごくわぞくのお姫樣ひめさまとてかはりなけれど、修身しうしん講義こうぎ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
たま姫樣ひめさま御出生ごしつしやうきもへず、るやさくらむなしくなりぬるを、何處いづくりてか六三ろくさ天地てんちなげきて、ひめいのちゆゑばかりみじかきちぎりにあさましき宿世しゆくせおもへば、一人ひとりのこりてなんとせん
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これより以後いご一生いつしやう五十ねん姫樣ひめさまにはゆびもさすまじく、まし口外こうぐわいゆめさらいたすまじけれど、かねゆゑぢるくちにはあらず、此金こればかりはとおそれげもなく、つきもどしてさてつくづくとびけるが、歸邸きていそのまヽ暇乞いとまごひ
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)