“巨男”の読み方と例文
読み方割合
おおおとこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど、都の人びとは、巨男おおおとこがおそろしい魔女まじょ息子むすこだということを知っていましたので、とおまわしに巨男おおおとこころそうと考えました。
巨男の話 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
二人の巨男おおおとこを見るに、結髪を黄色の布で包んでいるし、胴には鉄甲をよろい、脚には獣皮の靴をはき、腰には大剣を横たえている。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
六尺位の背丈けの巨男おおおとこでね。まじめな、澄まアした顔をしていたわ。あの軍艦ふねの中でも一等のお金持ちで、一番の学者だって、取り巻きの士官や水兵さん達がそう云っていたから本当でしょうよ。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)