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鐘
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かね
ふりがな文庫
“
鐘
(
かね
)” の例文
鐘
(
かね
)
が
鳴
(
な
)
ると、
生徒
(
せいと
)
らは、
先
(
さき
)
を
争
(
あらそ
)
って
廊下
(
ろうか
)
から
外
(
そと
)
へとかけ
出
(
だ
)
しました。そのとき、
良
(
りょう
)
一は、
先生
(
せんせい
)
が
教員室
(
きょういんしつ
)
へいかれる
後
(
あと
)
を
追
(
お
)
ったのです。
僕が大きくなるまで
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
庵主
(
あんじゅ
)
さんは、よそゆきの
茶色
(
ちゃいろ
)
のけさを
着
(
き
)
て、
鐘
(
かね
)
のまえに
立
(
た
)
つと、
手
(
て
)
にもっている
小
(
ちい
)
さい
鉦
(
かね
)
をちーんとたたいて、お
経
(
きょう
)
を
読
(
よ
)
みはじめた。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
更
(
ふ
)
け
行
(
ゆ
)
く
閨
(
ねや
)
に
聲
(
こゑ
)
もなく、
凉
(
すゞ
)
しい
目
(
め
)
ばかりぱち/\させて、
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
も
聞
(
きこ
)
えぬのを、
徒
(
いたづら
)
に
指
(
ゆび
)
を
折
(
を
)
る、
寂々
(
しん/\
)
とした
板戸
(
いたど
)
の
外
(
そと
)
に、ばさりと
物音
(
ものおと
)
。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
メリンスの敷き物の上に
鐘
(
かね
)
がのせられてあって、そのそばに、頭のはげた
賓頭顱尊者
(
びんずるそんじゃ
)
があった。原は鐘をカンカンと鳴らしてみた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
南蛮寺
(
なんばんじ
)
の
奥
(
おく
)
のほうから、ジャン、ジャン、ジャン!
妖韻
(
よういん
)
のこもった
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
——そして一種の
凄味
(
すごみ
)
をおびた
貝
(
かい
)
の
音
(
ね
)
がひびいてきた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
思ひ
遣
(
や
)
り又も泪に
昏
(
くれ
)
し
機
(
をり
)
丑刻
(
やつ
)
の
鐘
(
かね
)
鐵棒
(
かなぼう
)
の音と諸共に松本理左衞門は
下役
(
したやく
)
二人下男五六人召連
自分
(
じぶん
)
獄屋
(
ごくや
)
に來り
鍵番
(
かぎばん
)
に戸口を明けさせ九助を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
夕べをつげる
鐘
(
かね
)
が、まだ鳴っています。おやおや、それは、鐘ではありません。
沼
(
ぬま
)
の中で、大きなカエルが鳴いているのでした。
アンネ・リスベット
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
大勢
(
おおぜい
)
の人が
松明
(
たいまつ
)
をふりかざし、
鐘
(
かね
)
や
太鼓
(
たいこ
)
を打ち鳴らし、「おーい……おーい……」と呼びながら、川の
土手
(
どて
)
から、こちらへやって来ます。
ひでり狐
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
この属名の Platycodon はギリシア語の広い
鐘
(
かね
)
の意で、それはその広く口を
開
(
あ
)
けた形の
花冠
(
かかん
)
に
基
(
もと
)
づいて名づけたものである。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
越前永平寺
(
えちぜんえいへいじ
)
に
奕堂
(
えきどう
)
という名高い
和尚
(
おしょう
)
がいたが、ある朝、しずかに眼をとじて、
鐘楼
(
しょうろう
)
からきこえて来る
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
に耳をすましていた。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
夏秋の虫の音の外に、一番嬉しいのは寺の
鐘
(
かね
)
。真言宗の
安穏寺
(
あんのんじ
)
。其れはずッと西南へ寄って、寺は見えぬが、鐘の
音
(
ね
)
は聞こえる。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「お米さんが湯へ行くと間もなく、私の方も店を閉めてしまひました。目白の
鐘
(
かね
)
が
亥刻
(
よつ
)
(十時)を打つと、何時でもさうするのですが——」
銭形平次捕物控:104 活き仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
富田
(
とみた
)
六
段
(
だん
)
とモンクスがしっかと
握手
(
あくしゅ
)
した。左右七メートルへだててぱッと飛びのいた。その
瞬間
(
しゅんかん
)
に、勇ましい試合開始の
鐘
(
かね
)
!
柔道と拳闘の転がり試合
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
贏
(
か
)
ち得た所は物
寂
(
さ
)
びてゐる。奈良の
大仏
(
だいぶつ
)
の
鐘
(
かね
)
を
撞
(
つ
)
いて、其
余波
(
なごり
)
の
響
(
ひゞき
)
が、東京にゐる自分の耳に
微
(
かす
)
かに
届
(
とゞ
)
いたと同じ事である。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
鐘
(
かね
)
ヶ
淵
(
ふち
)
のあたりであった。冬空のさむ
気
(
げ
)
に暮れかかる放水路の
堤
(
つつみ
)
を、ひとりとぼとぼ
俯向
(
うつむ
)
きがちに歩いていた時であった。
枯葉の記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
署長さんは落ち着いて、
卓子
(
テーブル
)
の上の
鐘
(
かね
)
を一つカーンと
叩
(
たた
)
いて、赤ひげのもじゃもじゃ生えた、第一等の
探偵
(
たんてい
)
を呼びました。
毒もみのすきな署長さん
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
町の人々は相談してああして置いてもなんの役にもたたないからというのでそれをとかして一つの
鐘
(
かね
)
を造ってお寺の二階に収める事にしました。
燕と王子
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
それから、若者は
鐘
(
かね
)
をついて、役僧のうちにかえりました。そして、なんにもいわずに、さっさと
寝床
(
ねどこ
)
にもぐりこんで、またねむってしまいました。
こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
毎日の事ですから、魚の方ですっかり承知していて、寺の食事の
鐘
(
かね
)
が鳴るともう前の
淵
(
ふち
)
へ集って来て待っています。
鯉魚
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
私たちは川風に吹かれながら橋の
欄干
(
らんかん
)
にもたれて、
鐘
(
かね
)
ヶ
淵
(
ふち
)
の方からきた蒸気船が小松島の発着所に着いてまた
言問
(
こととい
)
の方へ向かって動き出すまで見ていた。
桜林
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
凍
(
こほ
)
る
手先
(
てさき
)
を
提燈
(
ちやうちん
)
の
火
(
ひ
)
に
暖
(
あたゝ
)
めてホツと
一息
(
ひといき
)
力
(
ちから
)
なく
四邊
(
あたり
)
を
見廻
(
みまは
)
し
又
(
また
)
一息
(
ひといき
)
此處
(
こゝ
)
に
車
(
くるま
)
を
下
(
おろ
)
してより
三度目
(
さんどめ
)
に
聞
(
き
)
く
時
(
とき
)
の
鐘
(
かね
)
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
墓場のそばを帆走って行く時、すべての
鐘
(
かね
)
は鳴りましたが、それはすこしも悲しげにはひびきませんでした。
真夏の夢
(新字新仮名)
/
アウグスト・ストリンドベリ
(著)
そのころこの
元興寺
(
がんこうじ
)
の
鐘撞堂
(
かねつきどう
)
に
毎晩
(
まいばん
)
鬼
(
おに
)
が出て、
鐘
(
かね
)
つきの
小僧
(
こぞう
)
をつかまえて
食
(
た
)
べるというので、
夜
(
よる
)
になると、だれもこわがって
鐘
(
かね
)
をつきに行くものがありません。
雷のさずけもの
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
十一時の
鐘
(
かね
)
が鳴ると同時に彼も教室を出て、
下駄
(
げた
)
をはいて友人と笑いながら話をしているのを僕は
認
(
みと
)
めた。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
其の
中
(
うち
)
上野の
夜
(
よ
)
の八ツの
鐘
(
かね
)
がボーンと
忍
(
しのぶ
)
ヶ
岡
(
おか
)
の池に響き、
向
(
むこう
)
ヶ
岡
(
おか
)
の清水の流れる音がそよ/\と聞え、山に当る秋風の音ばかりで、
陰々寂寞
(
いん/\せきばく
)
世間がしんとすると
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あをうみの 底にひそめる
薔薇
(
ばら
)
の花、とげとげとしてやはらかく
香気
(
にほひ
)
の
鐘
(
かね
)
をうちならす薔薇の花。
藍色の蟇
(新字旧仮名)
/
大手拓次
(著)
まもなく
鐘
(
かね
)
が鳴った。第一時間は数学だった。橋本先生は出席点呼をおわったが、授業を始めずに、教室を
睨
(
にら
)
みまわした。一番こわい先生だ。生徒たちはもう察した。
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
あたしの体で間に合うことならいいが、観音様の坊さんを頼んで、
鐘搗堂
(
かねつきどう
)
の
鐘
(
かね
)
をおろして借りたいなんぞは、いくら御祝儀をもらっても、
滅多
(
めった
)
に承知は出来ないからねえ
歌麿懺悔:江戸名人伝
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
そこで
撞
(
つ
)
く
鐘
(
かね
)
の
音
(
おと
)
は
谷
(
たに
)
から
谷
(
たに
)
へ
響
(
ひゞ
)
けて、
何處
(
どこ
)
の
家
(
いへ
)
へも
傳
(
つた
)
はつて
行
(
ゆ
)
きました。その
鐘
(
かね
)
の
音
(
おと
)
は、
年
(
とし
)
とつた
和尚
(
をしやう
)
さんの
前
(
まへ
)
の
代
(
だい
)
にも
撞
(
つ
)
き、そのまた
前
(
まへ
)
の
代
(
だい
)
にも
撞
(
つ
)
いて
來
(
き
)
たのです。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
旦那の家の裏門から一丁も離れない
鐘
(
かね
)
ガ
淵
(
ふち
)
には、毎年必ず一人か二人の投身者があるのである。
南方郵信
(新字新仮名)
/
中村地平
(著)
千住
(
せんじゅ
)
の
製絨所
(
せいじゅうしょ
)
か
鐘
(
かね
)
が
淵
(
ふち
)
紡績会社かの汽笛がはるかに聞えて、上野の明け
六時
(
むつ
)
の鐘も
撞
(
う
)
ち始めた。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
久野は舵のところから「うん」と
曖昧
(
あいまい
)
な返辞をしながら、
鐘
(
かね
)
ヶ
淵
(
ふち
)
から
綾瀬
(
あやせ
)
川口一帯の広い川幅を
恍惚
(
こうこつ
)
と見守っていた。いろいろな船が眼前を横ぎる。白い短艇が向うを
滑
(
すべ
)
る。
競漕
(新字新仮名)
/
久米正雄
(著)
なるほど、この手紙はあちきが書きましたものに相違ござんせんけど、それは、もう、今から十年ほども前の話。あちきが若女形の巻頭にのぼり、『お染』や『無間の
鐘
(
かね
)
』を
平賀源内捕物帳:萩寺の女
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
鐘
(
かね
)
が
淵
(
ふち
)
から
綾瀬
(
あやせ
)
を越して千住まで通うのは、人力車でもかなり時間がかかる上に、雨や風の日には道も案じられるので、やがてお邸の
諒解
(
りょうかい
)
を得て、引移ることになったのです。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
さて、ある日、わたしは塀の上に坐って、
遥
(
はる
)
かかなたに
眺
(
なが
)
め入りながら、
鐘
(
かね
)
の
響
(
ひび
)
きに耳をすましていたが……その時不意に、何ものか、わたしの身をかすめて過ぎたものがあった。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
秋草には
束髪
(
そくはつ
)
の美人を聯想すなど考えながらこゝを出でたり。腹痛ようやく止む。
鐘
(
かね
)
が
淵
(
ふち
)
紡績
(
ぼうせき
)
の
煙突
(
えんとつ
)
草後に
聳
(
そび
)
え、右に白きは大学のボートハウスなるべし、
端艇
(
ボート
)
を乗り出す者二、三。
半日ある記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
数言
(
すげん
)
興
(
きよう
)
尽
(
つ
)
きて、
遠寺
(
ゑんじ
)
の
鐘
(
かね
)
一五六
五更を告ぐる。夜
既
(
すで
)
に
曙
(
あ
)
けぬ。
別
(
わか
)
れを給ふべし。こよひの
長談
(
ながものがたり
)
まことに君が
眠
(
ねむり
)
をさまたぐと、
起
(
た
)
ちてゆくやうなりしが、かき消して見えずなりにけり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
カピ長
婚儀
(
こんぎ
)
の
爲
(
ため
)
にと
準備
(
ようい
)
した一
切
(
さい
)
が
役目
(
やくめ
)
を
變
(
か
)
へて
葬儀
(
さうぎ
)
の
用
(
よう
)
。
祝
(
いは
)
ひの
樂
(
がく
)
は
哀
(
かな
)
しい
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
、めでたい
盛宴
(
ちさう
)
が
法事
(
ほふじ
)
の
饗應
(
もてなし
)
、
樂
(
たの
)
しい
頌歌
(
しょうか
)
は
哀
(
あは
)
れな
挽歌
(
ばんか
)
、
新床
(
にひどこ
)
に
撒
(
ま
)
く
花
(
はな
)
は
葬
(
はふむ
)
る
死骸
(
なきがら
)
の
用
(
よう
)
に
立
(
た
)
つ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
吾妻橋の袂から出て、かの女は、言問により、白髯橋により、水神により、
鐘
(
かね
)
ヶ
淵
(
ふち
)
により、汐入によったあと、千住大橋に到着し、再びそこから同じ航路を吾妻橋へと引返すのである。
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
何百年来、朝夕を知らせ、非常を告げたお寺の
鐘
(
かね
)
さえ
鐘楼
(
しょうろう
)
からおろされて戦争にいった。大吉たちがやたら
悲壮
(
ひそう
)
がり、いのちを
惜
(
お
)
しまなくなったこともやむをえなかったのかもしれぬ。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
「
幼児
(
をさなご
)
の
御主
(
おんあるじ
)
よ、われをも
拯
(
たす
)
け
給
(
たま
)
へ。」このかた、かた、いふ
木札
(
きふだ
)
の
音
(
おと
)
が、
浄
(
きよ
)
い
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
の
如
(
ごと
)
く、
願
(
ねが
)
はくは、あなたの
御許
(
おんもと
)
までも
達
(
とゞ
)
くやうに。
頑是無
(
ぐわんぜな
)
い
者
(
もの
)
たちの
御主
(
おんあるじ
)
よ、われをも
拯
(
たす
)
け
給
(
たま
)
へ。
癩病やみの話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
余程
(
よほど
)
精巧に出来ていると見え、大地震に会っても、別に狂いも出来ず、現に今でも、人間の
背丈
(
せたけ
)
程もある太い鋼鉄針が動いているし、時間時間には教会堂の
鐘
(
かね
)
の様な
時鐘
(
じしょう
)
が鳴り響くのだ。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
鏽銀
(
しやうぎん
)
の
鐘
(
かね
)
は
鳴
(
な
)
る……
幽
(
かす
)
かに、……
幽
(
かす
)
かに……やるせなき
霊
(
たましひ
)
の
求
(
と
)
めもあへぬ
郷愁
(
ノスタルヂヤア
)
。
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
と
無間
(
むげん
)
の
鐘
(
かね
)
のめりやすを、どこで聞きかじってか中音に
唸
(
うな
)
り出す。
貧乏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
さへ
霞
(
かす
)
むと
云
(
い
)
ふ、四
月
(
ぐわつ
)
初旬
(
はじめ
)
の
或
(
ある
)
長閑
(
のどか
)
な
日
(
ひ
)
であつた。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
夢見
(
ゆめみ
)
ごこちの
流盻
(
ながしめ
)
や、
鐘
(
かね
)
の
響
(
ひゞき
)
の
青
(
あを
)
びれに
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
鐘
(
かね
)
をならして 町じゅうの祝い。
魔法の笛
(新字新仮名)
/
ロバート・ブラウニング
(著)
朝づとめ
妻帯寺
(
さいたいでら
)
の
鐘
(
かね
)
の声
曾良
(
そら
)
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
暮
(
くれ
)
りやお
寺
(
てら
)
の
鐘
(
かね
)
がなぁる。
桜さく島:春のかはたれ
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
鈴
(
すゞ
)
振
(
ふ
)
り
鳴
(
な
)
らし
鐘
(
かね
)
をつき
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
“鐘”の解説
鐘(かね、en: bell)は、音を出す金属製の器具。日本語の「鐘」は狭義には叩いたり撞(つ)いたりして音を出すもので、内部に装着した舌(ぜつ)などを振動させて音を出す鈴と区別する。広義には内部にぶら下げた舌(ぜつ)という分銅を振動させて音を出す器具も含めて「鐘」という。
(出典:Wikipedia)
鐘
常用漢字
中学
部首:⾦
20画
“鐘”を含む語句
鐘楼
時鐘
半鐘
自鳴鐘
釣鐘草
警鐘
梵鐘
破鐘
鐘馗
鐘声
號鐘
鐘撞堂
鐘撞
巨鐘
鐘鼓
鳧鐘
霜夜鐘
鐘愛
硝子鐘
大鐘王
...